BESTにおける研究開発

BESTの進める研究開発

 BESTでは、塩分濃度差エネルギーを新たな再生可能エネルギーとして有効活用し、3つの研究開発グループ(SGE変換・水処理・電解グループ)で開発を進めるそれぞれのコア技術を統合することにより、CO2フリー電力・CO2フリー燃料・医療デバイス・浄水処理などをターゲットとした新規プロセスの開発展開を進めています。

RED-H2システム

RED-H2システムの概要

逆電気透析技術を利用することにより、海水と淡水から水素(+酸素)を製造することができます。我々はこれまでに海水と下水処理水から水素を直接製造するコンセプト立証に成功しており、今後は更なる水素製造能力の向上を進めています。日本においては約16%の下水処理場において下水処理水を海水へと放流しているのが現状であり、これらの放流水をRED-H2を通してから放流することにより、水素を燃料として回収することが期待できます。製造された水素は純度も高く、地産地消の水素エネルギーとして、水素自動車や大型燃料電池などに有効利用することができます。同様に製造された酸素は下水処理場での利活用を検討しています。

下水処理場設置型のRED-H2システム


 
 

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