組織図

BEST組織図

BESTは主に3つの研究グループで構成されており、それぞれに特化した研究を進めています。


構成メンバー

(センター長 / SGE変換グループ長)

比嘉 充 教授

 分離膜を用いて塩分濃度差エネルギー(SGE)を電力に変換するための研究開発を行っている。SGEを電力へと変換する方式として、イオン交換膜を用いる逆電気透析発電方式と半透膜を用いる浸透圧発電方式があり、どちらのプロセスにも精通している。本BESTではセンター長およびSGE変換グループ長を担当している。


(副センター長 / 電解グループ長)

中山 雅晴 教授

 電気化学反応を利用した無機材料およびコンポジットの合成と応用について研究している。例えば,層状マンガン酸化物を透明な均一薄膜として作製するための電気化学法を確立し,スーパーキャパシタ,水性二次電池,電極触媒に応用した。本BESTでは,濃度差発電システム由来の電力を化学燃料(水素など)に転換する電極と電解槽の最適化を担当している。


(水処理グループ長)

鈴木 祐麻 准教授

 環境工学を専門とし、環境/土壌環境における汚染物質の挙動解明および処理施設における汚染物質の制御技術の開発を行っている。具体的には、海水淡水化や下水処理水の再利用の普及を促進する効率的な統合膜処理システムの構築、土壌中における重金属類の化学形態および挙動の解明、そして途上国への適用を念頭に置いた簡易水処理技術の開発を行っている。本BESTでは、REDスタックの目詰まりを抑制するための前処理プロセスの開発を担当している。


(水処理グループ)

通阪 栄一 准教授

 生物工学を専門とし、微生物を活用したバイオプロセスや、バイオ医薬品の開発を行っている。本BESTでは、SGE変換ユニットや電極ユニットにおける微生物が関連する汚染(バイオファウリング)の低減手法の開発や、発電菌等の微生物担持電極を利用した新規プロセスに関する研究開発を担当している。


(電解グループ)

吉田 真明 准教授

 専門は表面化学、触媒化学、電気化学。触媒が作動している状態を直接分析する「オペランド観測」をキーワードに、X線や赤外線を利用した様々な測定装置を開発し、水分解触媒の機能解明を行っている。本BESTでは、塩分濃度差エネルギーを利用した海水分解に使う電極触媒の機能解明を担当している。


(電解グループ)

遠藤 宣隆 講師

 燃料電池、電極を専門とし、海水電解による水素製造と酸素/塩素の選択的生成の検討や、アンモニアの電解合成法に関する研究を行っている。本BESTでは、SGEから水素やアンモニアを製造するための電極ユニットの開発や、プロセスの最適運転条件の探索を担当している。


(SGE変換グループ)

蒋 飛 助教

 計算力学を専門とし、特に数値流体力学及びマルチフィジックス融合シミュレーションについて研究開発を行っている。具体的には、高性能数値解析方法の開発及び多孔質内部のマルチスケール・マルチフィジックス現象の解明を行っている。本BESTでは、濃度差発電システム内部の流路最適設計を担当している。


(SGE変換グループ)

垣花 百合子 助教

 材料科学・膜工学を専門とし、特に高分子材料を利用した機能性分離膜の開発を行っている。本BESTでは、SGE変換ユニットのコア技術となるイオン交換膜の高性能化に関する研究開発を担当している。


(SGE変換グループ)

杉本 悠 助教

電気化学を専門とし、イオン交換膜を用いた逆電気透析発電装置の開発を行っている。またイオン交換膜を用いて特定イオンのみを分離濃縮する技術の開発も行っている。本BESTでは、REDスタックの発電性能評価を担当している。


 
 

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